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犬山薬師寺(愛知県犬山市)— ようやく会えた平安仏とグルーブ住職の寺テクノ法要
今回、年越しで帰省せずにこのタイミングで帰省したのは、この薬師寺でのご開帳に合わせるということが主な理由であった。そんなことなの?と言われるかもしれないが、少しばかり重要な話なのである。 一昨年の5月、所要で実家に帰省した時、例によって時... -
可児郷土歴史館(岐阜県可児市)— 優美な大日如来坐像
素晴らしき仏像ワールドであった円明寺を辞して、すぐ近くにある可児市郷土資料館へと移動する。円明寺があまりにも充実していて2時間も長滞在してしまったことで、ギリギリセーフの時間になってしまった。 駐車場には1台も止まっていない。いや2台ほど、... -
円明寺(岐阜県可児市)【後編】— 五大明王磚仏と弁財天、緻密な釈迦三尊像
— 前編より 岐阜県可児市には優れた仏像が遺されているが、土岐源氏の城のあった久々利の里にある円明寺は、まさしく土岐源氏によって再興されたゆかりのある寺である。平安時代作の地蔵菩薩を始め、数多くの仏像を有している。 本堂の秘仏・本尊... -
円明寺(岐阜県可児市)【前編】— 土岐氏由来の古刹に展開する仏像ワールド
岐阜県可児市は私の出身地である愛知県犬山市と県境を挟んだ隣であることは前回のエントリでも書いたとおりである。私が小学生の頃はまだ可児郡可児町で、市民の私は、「まぁ町民だしねぇ」と子どもらしいバカな考えをしていたら、名古屋のベッドタウンと... -
願興寺(岐阜県可児郡御嵩町)— かつての繁栄を物語る素晴らしき仏像群
岐阜県はかつては文化薫る街道沿いの街であった、と、このブログでも繰り返し書くということは、つまりそれは今は昔ということの裏返しでもある。今回取り上げる可児(かに)郡にある中山道の宿場であった御嵩(みたけ)や、信長の重臣・森可成の居城とし... -
浄土寺(岐阜県岐阜市福富)— 頭の大きな平安仏と、つるっとした鎌倉仏
私の地元は愛知県犬山市である。ここには国宝4城のひとつである犬山城や明治村など、数多くの観光地があり、関東でも知っている人は多い。しかしそこが愛知県であるということを知っている人は実はそんなにいない。皆さん岐阜県だと思っていらっしゃるよ... -
大江戸見仏オフ(品川区、大田区、目黒区)
SNSの仏像コミュニティ(mixiのSexy仏像コミュ)の見仏オフ会が新年早々催され、当日は40名近い人数が集まった。このコミュニティの存在は知っていたものの、今回初参加の私としては、参加者の多さに驚いた。 JR西大井駅前で集合して、まずは歩いて10分ほ... -
安養寺 【その1】(東京都日野市)— 古刹に君臨するサタデーナイト毘沙門天
お正月早々のエントリということで我が家のお鏡さん。今年もよろしくお願いします。 私が現在住んでいるのが、東京都の西部、多摩地区の中ほどにある日野市である。ここは何と言っても新選組が有名であり、仏像好きならば高幡不動が真っ先に思いつくだろう...